谷野 剛一さま

3日間ファスティング×2回の結果

体重 −3.4㎏( 77.7kg → 74.3kg )
体脂肪 −1.2%( 25.0% → 23.8% )
BMI −1.2( 25.1 → 23.9)
内臓脂肪 −1( 13→ 12 )
ウエスト −5.5㎝( 96cm → 90.5cm )

体型維持も健康維持も、すべては仕事につながる

正しく食べるための断食=ファスティング

―― 谷野さんは健康の意識が高い方でしたので、健康維持にはファスティングがピッタリだと思っていました。

谷野 もともと断食に興味があり、いつかチャレンジしてみたいと思っていました。しかし、山に籠って絶食する過酷なイメージでしたし、また仕事柄、時間を作るのも難しいと感じていたのです。そんなとき吉田さんと出会い、日常生活を送りながらできる断食、ファスティングを知り、ぜひチャレンジしたいと思いました。

―― 谷野さんのように、断食に興味があってトライする方も多いのですが、実際に体験してどうでしたか?

谷野 断食という感覚は全くなかったですね。私の仕事のひとつに、店に仕入れる肉を吟味するための肉の試食があります。とにかく量が多く苦痛なときもあるので、それに比べたら、ファスティングの期間は無理に食べることがないですし、断然、精神的には良い状態でした。ファスティングは「正しく食べるための断食」だと思います。

試食や会食のない日程で無理なく

―― 2回のファスティングを体験していただきましたが、お忙しいのでオフの日程を有効活用して、2回目はお盆休みでしたね。

谷野 試食は仕事ですから避けられませんし、会食なども多いので、食べないという選択肢があまりに少ない日常は、ファスティングを行うにあたって難しい課題でした。しかし、健康でいることは仕事の一環だと思っているので、優先順位をつければ時間も確保できると分かったのは、新しい発見でした。それに、周りに決意表明する重要性も、再認識しましたね。仕事も同じですが、そうすることで必ずやり抜くという強い気持ちを持つことができます。

―― 谷野さんのようにお忙しい方は、丸1日ドリンクのみで過ごす1日ファスティングを週末に取り入れて、1週間でたまった身体の中をリセットするという方もいらっしゃいます。

谷野 それもいいかもしれませんね。ですが、どうせトライするなら効果が出やすい3日以上でと思っていました。2回トライして健康への意識がさらに高まりました。

―― ほとんどの方が、ファスティング後の生活習慣が変わったとおっしゃいます。見た目や感覚だけでなく、数値で健康になっていることを実感されるからでしょうね。

かっこいい社長であるために体型維持

谷野 実は、2回の体験でもう少し大きな結果を想像していたので、思ったような結果ではなかった、というのが本音です。ですが、普段の食生活から考えたら、ベターな結果なのかなと。これを機に生活習慣を改善しながら継続していけば、今回よりも良い結果が出ると期待しています。

―― でも谷野さんの場合は、健康維持と現状維持が最大の目的ですし、男性が特に注意を払いたい健康を害する敵である内臓脂肪も減少しているので、一定の結果は出ていると思います。安心してください。

谷野 ありがとうございます。現状維持が難しい食生活を余儀なくされる仕事なので、ファスティングをもう少し気軽にとらえ、リセットするという感覚でトライしていきたいと思います。とにかく、理想体重を超えないこと。超えればそれだけ身体に負荷がかかるということで、身体にも体内にも良いことなどないですから。それに、かっこいい社長であることは、社長として大事なファクターのひとつだと思っています。これからも体型と健康を維持して、社員にかっこいいと思われ続ける社長でありたいですね。

健康であることは会社も元気にする

―― 谷野さんはご自身の健康だけでなく、社員の方への健康啓発にも気を配っていらっしゃるとか。

谷野 はい。私は食生活だけでなく、時間的にもかなり不規則な生活を送っています。それは社員も同じで、飲食業に携わる者にとっては仕方がないと言えるかもしれません。ですが、放置していては社員の健康を守ることはできません。社員の健康が会社を元気にし、サービス、売り上げなど、すべてにおいて良いスパイラルが生まれていくのだと思います。ですから、社員にも健康を意識してもらえるよう、年1回「佐鳴湖1周マラソン」を開催しています。

―― それは素晴らしいことですね。社長である谷野さんが健康思考の高い方だと見せることで、社員の方にもファスティングに興味を持たれた方がいらっしゃるのでは?

谷野 ファスティングにトライするにあたり、社員にも宣言しましたからね。興味を持つ者も出てくるかもしれません。健康維持以外でも、ファスティングによって仕事にプラスとなる要素が多くあると思っていますから。

―― 例えば、どんなことでしょうか?

谷野 ひとつは、舌の感覚、食に対する五感が鋭くなること。味覚に対して敏感になることは、飲食業に携わる者にとって大切なことのひとつだと思います。

―― 五感が鋭くなって味覚が敏感になるのは、ファスティングの効果のひとつです。ファスティング後の復食で食べるお粥が美味しいと実感して、通常食に戻ってから食事が変わったと、みなさんおっしゃいます。

谷野 食の大切さを改めて感じました。店で提供しているのは肉ですし、ファスティングとは相反するもののように感じていますが、好きなものをずっと食べられる人生であるのは幸せなこと。そのために健康でいることは大事ですよね。家族の団らん、友人との会食など、美味しいものを食べて楽しむことは、心の健康に良いことだと思います。普段は健康を意識した生活を送り、ご褒美に焼き肉という形で、好きなものを食べられる幸せ、本当に美味しいものを食べる感動を、みなさんにも体感していただきたいと思います(笑)

―― ファスティングを一度経験すると、好きなものを食べつつも食生活を意識するようになりますから、リバウンドも少ないですし、そういった生活を送ることも可能です。

谷野 気を抜いたらすぐに食べ過ぎてしまう私が、体型維持できるものに出会えて、本当にうれしいです。健康を優先順位にスケジュールを調整して、またチャレンジしたいと思います。

谷野 剛一

株式会社ジー・ディー・エス 代表取締役

出身地である浜松市で「宗家にんにくや」を開業。その後「炭火焼肉酒家牛角」「土間土間」「かまどか」などの飲食店フランチャイズを展開し、近年は自社ブランドの「呉服町ビストロcombine」「姫物語」の運営、「遠州」「十兵衛」といった配達弁当のサービスも行っている。

従業員の感動は、お客様にも伝わり、お客様の満足が従業員にも伝わる「感動成長サイクル」として、日々、“選ばれる店づくり”の向上に尽力している。